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斎藤常三郎 (法学者) : ウィキペディア日本語版 | 斎藤常三郎 (法学者)[さいとう つねさぶろう]
斎藤 常三郎(さいとう つねさぶろう、1878年(明治11年)11月20日 – 1951年(昭和26年)7月22日) は、日本の法学者。和議法、破産法の権威者〔『20世紀日本人名事典 (あ-せ)』「斎藤常三郎」〕で、神戸商大、京都帝大の各教授、会津短大学長を歴任した。「和議制度の研究」で京都帝大法学博士、日本学士院会員。 == 生涯 ==
=== 業績 === 実務経験を有する研究者であり、判事時代に著した『注釈訴訟記録』は実務家、研究者双方に貴重な著作として扱われた。日本の民事訴訟法は1890年(明治23年)に制定されたが、その学問的研究が発展を遂げるのは大正中期以降であり、斎藤はその先駆者の一人である〔「時論 民事訴訟法学の過去及び現在 その文献と業績調査」〕。『日本破産法』は1922年(大正11年)制定された(新)破産法に関するもので、同法に関する書として加藤正治の『破産法要論』と並ぶ代表的著作である。『比較破産法論』は斎藤の特色の一つであった比較制度論的研究が示されている著作で、評価が高い。『日本和議法論』は、和議法研究の最高権威である。日本学士院会員に選任されたのは、死去の前年にあたる1950年(昭和25年)であった。末川博〔*>斎藤と同時に学士院第一部人文科学会員に選ばれる(『朝日新聞縮刷版 (復刻版)昭和25年9月-12月』「昭和25年10月7日」)。〕は斎藤の研究につき、民衆の権利擁護、経済的弱者の庇護を目的とする良心的な主張がある旨を述べている。大阪大学にはその蔵書1971冊を収めた斎藤文庫が設けられている。
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